しかし、当院ではこの施術を推奨しておりません。
院長末永の見解では「効果がない」、正確に言えば施術をご希望される方のご期待に応えるような効果が見込めないからです。
この記事では、脂肪吸引注射がどのような施術か。この施術が考えられるメリット、デメリット。なぜ「効果がない」と考えられるのか?をお伝えします。
脂肪吸引注射とは、2mm未満の極細カニューレを使用し、手動で脂肪を吸い出す痩身施術です。
名称は「注射」ですが、脂肪を取る原理は脂肪吸引と同じであり、実際は注射ではなく極細カニューレで吸引しています。施術名で誤解を受けやすい点がありますが基本「注射」ではありません。
吸引の際に皮膚の切開を行う必要がないので、脂肪吸引よりもダウンタイムが少なく、体への負担も軽減できます。吸引には極細針を使用するため、直後からほとんど目立ちません。顔への施術の場合は術後すぐにメイクも可能です。
「脂肪吸引はちょっと怖い」というイメージを抱いてる方も少なくないと思われますが
その点でも「脂肪吸引注射なら」と初めて瘦身系の施術を希望される方にも受け入れられやすい特徴があります。
また、脂肪吸引よりもリーズナブルな金額で設定されていることも多いので、この点でも施術を希望されている方が増えている要因に挙げられるでしょう。
脂肪吸引は皮膚を切開し、3〜4mm程度のカニューレを挿入して脂肪を取り除く施術です。一方の脂肪吸引注射では、皮膚を切開せず、1.5mm〜2mmの極細カニューレを使って手動で脂肪を吸い出します。脂肪吸引注射は「簡易的な脂肪吸引」とも言い換えることができます。
脂肪吸引は広範囲の脂肪を効果的に取り除くことができる施術です。
顔だけでなく、太もも・二の腕・お腹の脂肪除去でも適応が広い施術です。
しかし術後のアフターケアとして3日~1週間程度、圧迫固定が必要な上、ダウンタイムが比較的長く、腫れや内出血、水腫、色素沈着といった症状が出やすい傾向にあります。目に見える症状は2週間程度で治りますが、表面が固くなりぼこぼこする「拘縮(こうしゅく)」という症状が落ち着くまでは、90日程度かかるでしょう。
脂肪吸引注射は、腫れや内出血、アザなどの症状が現れるケースもあるものの、症状は比較的少なく、期間も短いです。基本的には頬・顎などの脂肪除去で採用されている施術です。
太ももや二の腕にも施術自体は可能ですが、脂肪量に対して取れる脂肪の量が少ないため余り推奨されないのが一般的です。
脂肪溶解注射は脂肪を分解し、体外に排出することを目的としていますが、脂肪吸引注射とは脂肪に対するアプローチが違います。脂肪溶解注射の場合、溶けた脂肪は老廃物として体外に排出されます。
施術後に腫れやむくみ、熱感などが出る方もいますが、ダウンタイム症状や痛みは比較的少ない施術です。施術の効果は徐々に表れるため、施術後すぐには効果が感じられない点には注意が必要です。
その点、脂肪吸引注射は、脂肪溶解注射と比べると腫れや内出血などの症状が出るリスクは高いです。しかし、カニューレで脂肪を取り除くため、脂肪溶解注射よりは施術直後から効果を実感できるという声もよく聞きます。
顔の脂肪量の除去をご希望される方に対して、脂肪吸引注射では2mmに満たないカニューレを使用して吸引できる脂肪量は10~20cc程度です。
凄く良く取れて40ccが限界です。
顔の脂肪吸引では除去できる脂肪量が平均で40〜80cc、多い場合だと100cc前後を取ることができます。
脂肪吸引注射で除去できる脂肪量は脂肪吸引に比べて少なく、どうしても取り残し感がある。医療的な見地で脂肪吸引注射は推奨できないというのが当院の結論です。
また脂肪吸引注射には取れる量以外でも下記のようなデメリットも存在します。
上記で解説した通り、脂肪吸引注射は施術1回あたりの吸引量に限界があります。
ゆえに思ったような効果が得られず、クリニックに複数回通うようになりトータル費用が嵩んで後悔する可能性は否めません。
脂肪吸引注射の初回費用相場は1個所/5万円台で提供しているクリニックもあるので脂肪吸引より大分安価に感じられるかもしれませんが、トータルで費用が高くなる可能性も視野に入れて検討するようにしましょう。
脂肪吸引にも共通することですが、施術後は皮膚にたるみが起きるリスクもあります。
たるみが出るかどうかは、施術部位や吸引量、皮膚の状態にもよりますが、元々皮膚にたるみが見られる方、シワが多い方などは、術後吸引した個所にたるみが出る可能性が高いです。脂肪吸引注射は前述したように顔・フェイスラインの脂肪に対して施術されることが多いため、たるみのリスクが高い方にはとてもおすすめできません。
Before After
料金 | 通常120,000円(税込) モニター価格90,000円(税込) |
リスク・副作用 | 術後に血腫・水腫・皮膚のたるみ・内出血・色素沈着などが起こるケースがありますが術後の検診で対応します。 また傷あとが残った場合は修正対応も相談可能です。 |
本記事では美容医療に置いて一種のトレンドになっている「脂肪吸引注射」における効果の実際の所やデメリットに関してお伝えしました。
脂肪吸引は手術ですし、脂肪吸引注射よりどうしても1回あたりの施術料金も高いですし、然るべきダウンタイムやアフターケアを行う必要がありますので「脂肪吸引の前に脂肪吸引注射を試したい」と検討される方のお気持ちも理解できます。
記事でお伝えしたかったのは手軽さと費用面だけで「脂肪吸引注射」を選択することだけは後悔に繋がる可能性が高いということです。
当院では顔痩せ(部分痩せ)施術で高い効果が見込まれているということであれば、おすすめの施術は脂肪吸引です。
症例経験10年以上、海外でも脂肪吸引の手術経験のある院長の末永がカウンセリングから術後のアフターケアまで一貫して担当させていただきます。
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